帆布を縫製する際のちょっとしたアドバスですが、まずミシンの糸目の調整をする事が大事だと思っております。
参考までに、上糸をキナリで下糸ネイビーと違う色でセットします。
こちらは工業用ミシンですが、家庭用ミシンでも同じです。
3本試しに縫ってみましたが、一番上が上糸をキツくしているので、下糸のネイビーがプツプツと出てきてしまっています。
一番下は逆に上糸を緩めているので、糸目がフワフワと浮いているような感じになっています。
真ん中は丁度良く調整したので綺麗な糸目になっています。
裏から見た所ですが、上はやはり締まり過ぎで、下は緩々ですぐにほつれてしまいます。
表裏からどちらから見ても上下の糸目が出ないか、表から見て若干下糸が出る位がベストだと思います。
もう一点は縫う方向ですが、生地のミミに対して平行に縫いますと糸目が真っ直ぐ綺麗に縫えます。(上の写真も平行に縫っています。)
逆にミミに対して垂直に縫いますと糸目がガタガタとヨレてしまいあまり綺麗ではありません。
例えばバッグの本体の口前部分や持ち手等糸目が見える部分はミミに平行に縫えるように型入れをし縫製した方が仕上がりが綺麗になると思います。
帆布をご購入くださるお客様には試し縫い用のハギレを差し上げますので、お声掛けください。